プレスリリース

トリナ・ストレージ 日本初となる大型産業用蓄電池 Elementa 2の導入を2拠点同時に完了

リリース発行企業:トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社

情報提供:

 世界有数のエネルギー貯蔵製品・ソリューションプロバイダーであるトリナ・ストレージは、この度群馬県内の2カ所にある発電所向けに、大型産業用蓄電池 Elementa 2をそれぞれ2台ずつ導入しました。2025年6月4日(水)には両拠点での調整後、引き渡しを実現しました。本プロジェクトは、当社にとって日本市場初の系統連系用蓄電システムの納入であり、今後の国内における蓄電事業の本格展開に向けた重要なマイルストーンとなりました。

蓄電所現場およびエンジニアの作業風景

 今回導入されたElementa 2は、当社が独自に開発した一体型の蓄電ソリューションであり、高い安全性、優れたエネルギー効率、そしてメンテナンスのしやすさを兼ね備えています。日本国内の高圧系統要件に完全に準拠しており、卸電力市場や需給調整市場など、さまざまな電力取引制度にも柔軟に対応可能です。

 また、本プロジェクトにおいて当社は、電池セルの製造から電力供給システムまでを一貫してカバーするシステムインテグレーション型のソリューションを提供しました。納入されたシステムには、自社開発・製造した電池セルを搭載したバッテリーコンテナなどの主要コンポーネントが含まれています。

 さらに、システムの納入および調整だけでなく、今後20年間にわたる長期的な運用・保守サービスも包括的に提供しています。お客様のニーズに対して迅速かつ的確に対応し、安定した並列運転の実現を通じて、運用効率と経済性の向上を図っています。
■トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社 社長李娜(リ・ナ)のコメント
「初回のプロジェクトで2件同時に納入できたことを大変嬉しく思います。期限内の稼働を確実にするため、エンジニアチームは十分な準備を重ね、設置・試運転・系統連系を含むすべての工程を3週間足らずで完了しました。これはトリナ・ストレージの高効率かつ信頼性の高いローカル納入力の証です。本プロジェクトに際し、お客様のご信頼とご協力に深く感謝申し上げます。今後も技術力とサービス力を最大限に活かし、お客様やパートナーと協力しながら、日本におけるクリーンエネルギーの普及・発展に貢献してまいります。」
大型産業用蓄電池概要
- 設置場所:群馬県内
- システム構成:「Elementa 2」(1台あたり定格4073kWh)×2
- 蓄電出力:約2MW×2
- 蓄電池容量:約8MWh×2(8MWh:一般家庭約750世帯分の1日の電力使用量に相当)


 今回のプロジェクトを通じて、当社は、日本市場における施工能力およびプロジェクト支援体制の信頼性をあらためて示すことができました。今後も、運営体制を一層強化し、パートナー企業との連携を深めながら、クリーンエネルギーの普及と電力システムの最適化に継続して取り組んでまいります。

▽ トリナ・ストレージについて
 トリナ・ソーラーは、2015年よりエネルギー貯蔵分野の研究を開始し、ストレージ事業部としての基盤を築いてきました。2021年以降は、「トリナ・ストレージ」として独立した体制を確立し、電池セルからシステム、ソリューションまでを一貫して手がける垂直統合型のBESSソリューションプロバイダーとして事業を本格展開しています。現在、世界100社以上のパートナーと連携し、完工済プロジェクトは累計5GWh超、交渉中の案件は70GWh以上にのぼります。

 2024年には、蓄電システムの出荷量が前年比で100%以上成長し、累計出荷量は10GWhを突破。中国・英国・オーストラリアではSI(システムインテグレーター)としてTop10入りを果たしており、2025年の出荷目標は8~10GWhを見込んでいます。

 主力製品である産業用蓄電システム「Elementa 2」はTUV SUDやSGS、JETといった第三者機関の評価を通じて、システムの安全性・信頼性・リスク耐性が国際的に証明されています。特に、日本国内ではJETによる類焼試験(JIS C 8715-2:2019)に2024年12月に合格し、この試験に通過した初の海外ブランドとしても注目を集めています。

 研究開発面では、蓄電池研究所、電力エレクトロニクス技術センター、蓄電工学技術センター、デジタルエネルギー研究所の4拠点を中心に、コスト効率・安全性・性能の最適バランスを追求。製造拠点としては中国・?罰州および塩城にスマートスーパーファクトリーを設け、量産体制と安定供給を実現しています。

▽ トリナ・ソーラー(SH 証券コード:688599)について
 トリナ・ソーラーは太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションを提供するグローバルリーダーです。1997年に太陽光発電システムのインテグレーターとして設立されたトリナ・ソーラーは現在太陽光発電製品、太陽光発電システム、スマートエネルギーソリューションの3つの事業を世界180ヶ国以上において展開しています。トリナ・ソーラーは「新しい産業エコシステムを創造し、太陽光発電を中心としたスマートエネルギーソリューションの先駆けになる」という戦略目標を掲げ、電力システム改革を支援し、将来的なゼロカーボン世界の実現を目指しています。

 日本においては、2010年にトリナ・ソーラー・ジャパンを設立して以来、国内市場のニーズに応じて、太陽光発電および蓄電システムの製品・ソリューションを提供してきました。住宅から産業用、系統用に至るまで多様なシナリオに対応し、信頼できる国内パートナーの皆様とともに、日本のエネルギー転換とカーボンニュートラルの実現に貢献しています。

Trina Solar トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社
〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6番4号常盤橋タワー2606
https://www.trinasolar.com/jp

【本件に関するお問合せ】
トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社マーケティング部 胡  wenjing.hu@trinasolar.com

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