■令和6年度公認会計士試験論文式において、高崎商科大学の在学生5名が合格。北関東・甲信越の国公私立大学で唯一、10年連続で現役合格者を輩出。(自学調べ)
令和6年11月15日(金)『令和6年公認会計士試験論文式試験』の合格発表が行われ、高崎商科大学(所在地:群馬県高崎市、学長:築雅之)から5名の現役生合格者を輩出しました。
合格者の内訳は、商学部会計学科の4年生4名、2年生1名です。今回発表となった令和6年公認会計士試験論文式の合格者は、全体で1,603名。
(論文式試験受験者数4,354名 受験者の合格率36.8%)〈参考:公認会計士・監査審査会ホームページ〉
本学からは8名の在学生が受験し5名が合格。本学の受験者合格率は62.5%と全国平均を大幅に上回る結果となりました。今回の合格をもって、本学では10年連続で現役大学生の合格者を輩出したことになり、10年間累計の現役合格者は37名に上ります。10年間連続で現役合格者を輩出しているのは、北関東・甲信越の国公私立大学においては本学のみです(※自学調べ)。
本学では、独自の教育システムによる会計教育を取り入れ、企業経営や地域社会の発展に向けて主体的に行動できる会計人の育成を行っています。
<過去10年間の合格実績(平成27年~令和6年)※令和6年12月20日時点>
公認会計士試験:論文式37名/短答式50名
税理士試験:簿記論98名/財務諸表85名
全経簿記上級:50名
日商簿記検定1級:99名
公認会計士試験(短答式/論文式)合格者実績
税理士試験(簿記論/財務諸表論)合格実績
■北海道、東北、関東、関西、九州出身者まで地域を超えた会計人の育成に貢献。大手予備校に頼らない独自の教育システムによる会計教育で付加価値を提供できる人材輩出を実現。
本学の会計教育は、民間資格予備校に頼らず、現役の公認会計士等が直接指導する「実務家教育」をポリシーとしています。現役の公認会計士複数名が大学教員として難関国家資格の指導まで行われるケースでは全国でも珍しく、正課授業科目と合わせて会計教育の専門機関である「経理研究所」のプログラムを受講することにより、公認会計士試験や税理士試験、日商簿記1級などの難関資格取得を目指すことができます。個々の能力を最大限に伸ばすため、オリジナルのWeb動画コンテンツやオンライン学習相談なども活用した学習環境も整えています。
AI時代を迎え、公認会計士に求められる能力も変化しつつあり、経営コンサル的な対人能力や課題解決力などの付加価値型の業務もその一つです。また、大学などの高等教育機関に限らず、中学校では「社会科」高等学校でも「公共」「政治・経済」において「会計」が扱われており、初等中等教育での会計・金融教育も始まりました。これからの企業で働くすべての人たちにとって必要な「会計力」。本学は、地域社会の健全な発展を担う会計プロフェッショナルの育成に群馬県は商都・高崎の地で取り組んでいます。
■令和6年度公認会計士試験論文式 合格者のコメント
中里 大輝音(22歳)高崎商科大学 商学部 会計学科4年/群馬県立前橋商業高等学校 出身
受験期間中、私のことをたくさん応援してくれた家族や友人、そして今年度をもって教員を退職される高校の恩師に合格といった形で恩返しをしたいという気持ちが強くあったので、今回の公認会計士試験に合格し、その報告をすることができとても安心した気持ちです。
高崎商科大学では、実務家教員による会計教育の他にも会計以外の基礎教養科目をはじめとした多くの分野を並行して学ぶことができました。会計教育では、今行っている試験勉強が将来どのように活用できるのかを実際に活躍している先生から伺えることで、学習している内容に意義を見出すことができ、試験合格までのモチベーションに繋がりました。そして多くの分野を学んだことで、ただ試験に合格するということだけではなく、社会で即戦力となり得るための人間性についても学ぶことができ、自分自身を大きく成長させることができたと思っています。
私は、人や社会のために生きる会計士でありたいと考えています。地元である群馬県をはじめ、地域の企業を支え、共に成長していける会計士を目指していきたいです。はじめは業種を問わず、地域企業のIPO業務などにも携わり、実務の経験を積んで、ゆくゆくは地元企業のコンサルなどを担当していきたいと思います。
<中里さんの資格試験の合格歴>
- 日商簿記検定1級(1年次)
- 税理士試験 簿記論(2年次)
- 税理士試験 財務諸表論(2年次)
- 公認会計士試験 短答式(3年次)
- 公認会計士試験 論文式(4年次)
- 大手監査法人に内定(4年次)
加藤 花(22歳)高崎商科大学 商学部 会計学科4年/埼玉県立鴻巣高等学校 出身
短答式試験では、つまずいてしまったときはとても苦しい思いをしましたが、合格することができよかったと安心しています。合格するまでたくさんの方々に支えていただいたことや、合格を自分のことのように喜んでいてくれる方々がいてくれてとても嬉しく感じました。大学に入ってからの学びでは、なぜこのような会計処理が必要なのか、なぜこのような基準が必要なのかということをより考える機会が多くなりました。また、会計以外にも企業法や経営学など学習した講義が公認会計士試験の理解を深めることにつながったと思います。経理研究所では、同じ目標を持つ仲間と絶対に合格しようと励まし合い切磋琢磨できたので負けず嫌いな私にとても合っていました。
試験合格がゴールではなく、ここからがスタートだと思い自分が好きな会計を使って幅広いクライアントの課題に応え多くの人の役に立ち頼りにされるような公認会計士を目指せるよう初心を忘れず1歩1歩成長していきたいです。
会計の学習は大変だけどそれ以上に楽しいと思います。不安になり、もうやめてしまおうかとつらくなるタイミングがきたら一度立ち止まる事も大切です。私は、挫折しそうになった時に「公認会計士を諦めたくない」という思いからもう一度自分を信じることができ踏ん張ることができたと思っています。
<加藤さんの資格試験の合格歴>
- 税理士試験 簿記論(1年次)
- 税理士試験 財務諸表論(1年次)
- 公認会計士試験 短答式(3年次)
- 公認会計士試験 論文式(4年次)
- 大手監査法人に内定(4年次)
山岡 祥大(19歳)高崎商科大学 商学部 会計学科2年/北海道下川商業高等学校 出身
高校で簿記の学習をはじめ、純粋に楽しいと感じたので、税理士や会計士の道に進もうと思っていましたが、大学進学は経済的に難しく諦めて就職しようとしていました。しかし、担任だった先生から高崎商科大学のHaul-Aプロジェクトについて教えていただき、それなら税理士・会計士の道を諦めず進むことができました。今回、試験を合格できたのは様々な運命の巡りあわせだなと嬉しく思います。
私が会計士になりたいと志を強く持つようになったのは、大学でおこなわれた実務家講演でした。現在も働いている方から会計業界の実態を教えていただけたことで、会計士として働く姿を自分事としてイメージを膨らませることができました。
将来的には地元の北海道で会計を広めていき、私のように簿記がしたくても環境が整っていない子や、やむを得ず会計の道を諦めてしまう学生をサポートできるような会計士になりたいと思っています。
<山岡さんの資格試験の合格歴>
- 公認会計士試験 短答式(1年次)
- 公認会計士試験 論文式(2年次)
■高崎商科大学商学部
会計学科 (会計コース/金融コース)定員70名
経営学科 (経営コース/情報コース/観光まちづくりコース)定員130名
高崎商科大学の実務家教育
経理研究所プログラム
受験生サイト会計学科
高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部
〒370-1214 群馬県高崎市根小屋町741
TEL : 027-347-3399(代表)
公式サイト:https://www.tuc.ac.jp/
担当:青柳