ラスクで知られる「原田・ガトーフェスタハラダ」本社ギャラリー(高崎市新町、TEL 0274-40-3331)で6月16日、書道家、金田石城さんの作品展「金田石城の宇宙展」が始まった。
「墨の魔術師」と呼ばれる金田さんは、書はもちろん画・陶芸・きもの・写真・文筆とマルチな活躍で注目を集めている。また金田さんは、近年作家としてメディアに登場することの多い片岡鶴太郎さんの師匠としても知られる。
ガトーフェスタハラダと金田さんの縁は4年前、同社専務の原田節子さんが出席したパーティーで顔を合わせたことに始まる。原田専務は「ラスクの話しをしたところ、興味を持ってくださった。新町までおいでになるというので家族全員で迎え、とても喜んでいただいた」と振り返る。
「金田石城の宇宙展」は新社屋完成記念行事の一環で、「素晴らしい作品をひとりでも多くの人に楽しんでもらえたら」(原田専務)と企画した。このほか、同社では金田さんに特注した新町第一小学校の校歌を書いた額、高崎名物の縁起だるまを描いたびょうぶを同小学校、高崎市に寄贈する。
同展では書やびょうぶ絵約50点を展示。会場内には「購入をご希望の方は係までお申し出ください」とあるが、一文字=数百万円という作品はおいそれと手が出ない。高崎市内で金田さんの作品を見られるとあって、2日間で約600人が来場しており、「素晴らしい、感動したなどの声が寄せられている」(同)という。
会場では、展示中の作品を書き下ろす金田さんの姿を追ったプロモーションビデオも上映する。
開館時間は10時~18時(最終日は17時まで)。入場無料。21日まで。