身体、皮膚、母親の身体にこだわる写真家・石内都さん作品展-高崎で

「ひろしま 77」 2007年 ZEIT FOTO SALON寄託

「ひろしま 77」 2007年 ZEIT FOTO SALON寄託

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 群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町、TEL 027-364-5560)で現在、国内外から注目を集める写真家、石内都さんの作品を展示する「石内都 Infinity ∞ 身体のゆくえ」が開催されている。

作品「1・9・4・7 50 Artist」を見る

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 石内さんは群馬県桐生市に生まれ、横須賀市で育った。写真家として活動を始めた1970年代には、街の情景や建物、壁などを荒い粒子でプリントするスタイルで注目を浴びた。

 1980年代後半には人間の身体に関心を移し、手や足、傷跡、加齢によるしわなど時の経過により刻まれる「生」の軌跡を追求。2002年に発表した、母親の遺品を撮影した「Mother’s」は2005年に開催された「ベネチア・ビエンナーレ」で世界的な注目を集めた。

 同展では、石内さんの初期の作品から、広島平和記念資料館所蔵の原爆被害者の衣服や化粧道具などを撮影した「ひろしま」など110点を展示している。

 開館時間は9時30分~17時。観覧料は、大人=800円、大高生=400円。月曜休館。6月14日まで。

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