身近な染め物だった「藍染」の着物展-高崎市染料植物園で

浜完治さん作「菱重ね」

浜完治さん作「菱重ね」

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 染めの博物館「高崎市染料植物園」(高崎市寺尾町、TEL 027-328-6808)で4月16日から、江戸、明治時代の古布や、伝統的な技法で染めた着物などを展示する企画展「藍染めの美」が開催されている。

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 日本の藍染めは、タデ科の一年草「藍(あい)」を発酵させて作った染料で行う。藍染め体験などでは布を染めることが多いが、絹をはじめとする糸を染める時にも使用する。

 日本で藍染めが盛んに行われたのは江戸時代と言われ、今も全国に「紺屋町」という地名が残っているように、藍を染める「紺屋」がたくさんあったこと、ひいては藍が身近な色であったことを裏付ける。

 今回は「日本の伝統の色」のひとつである「藍」に焦点を当て、江戸時代の古布から現代の久留米絣、型染めの着物、タペストリーなど約40点、パネルによる資料約40点を展示した。

 開園時間は9時~16時30分(土曜・日曜・祝日は18時まで)。6月14日まで。会期中の休園日は4月30日、5月7日・11日・18日・25日、6月1日・8日。

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