群馬出身の若手現代アーティスト二人展-高崎市美術館「作家王国」

下山さんの作品「極端な緊張から」

下山さんの作品「極端な緊張から」

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 高崎市美術館(高崎市八島町、TEL 027-324-6125)が、群馬県出身の若手作家にスポットを当てる「作家王国」で、コンテポラリーアートの新星、下山直紀さん、柳澤裕貴さんの二人展「ココではないドコカ」を開催している。

柳澤さんの作品「流転」

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 下山さんは1972年、前橋市生まれ。多摩美術大学大学院卒業後、二科展をはじめ多くの賞を受賞した。

 木彫を彩色して仕上げる下山さんの作品は、リアルなフォルムの組み合わせにより非現実的な造形を創り出しているのが特徴。例えば脚に舟のような葉が付いたリカオン(アフリカに生息するオオカミの仲間)、尾びれが花の一部になっている金魚など。

 「不思議な動物の姿を通して、幻想的な世界を体験してもらえたら」(下山さん)という言葉通り、不思議な動物たちが見る人を非現実的な世界へ誘う。

 柳澤裕貴さんは1962年、高崎市生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、リキテックスビエンナーレはじめ多くの公募展で数々の賞を受賞している。作品は「陰(かげ)」をテーマにした絵画で、最近は自身の日常生活における実体験を軸にした作品が多い。

 入場料は、一般=300円、大高生=200円、中小生=100円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。1月31日まで。

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