1月1日に開催された「第53回全日本実業団対抗駅伝競技大会(ニューイヤー駅伝)」で、「富士通」が9年ぶり2度目の優勝を果たした。記録は4時間51分55秒だった。
ニューイヤー駅伝のコースは群馬県庁前(前橋市大手1)から高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市を回って群馬県庁に戻る全長100キロメートル、7区間。
今大会から外国人選手が出場できる区間が第2区のみに制限された。第2区は7区間中最も短い8.3キロメートル。地元、SUBARU(スバル)チーム期待のギルマ・アセファ選手(エチオピア出身)は1区の長谷川淳選手から28位でタスキを受け、7人を抜く快走を見せ21位で3区の古川茂選手につないだ。
4区では塩川雄也選手が17位まで順位を上げ、5区では高橋憲昭選手が12位、6区では小林雅幸選手が11位でアンカーの道方智徳選手にタスキをつないだ。
外国人選手を1区間に集めたため順位は最終区間までもつれ、富士通、日新食品グループ、旭化成の優勝争いはゴール前400メートルの戦いとなった。SUBARUは中国電力、Honda、ヤクルト、小森コーポレーション、JR東日本など7位~12位のデッドヒートからこぼれたものの14位(4時間56分31秒)でゴールした。
晴れ渡る青空の下、スタート、ゴールの群馬県庁前広場、各中継所をはじめ沿道に集まった多くの駅伝ファンの注目は、2日、3日に開催される「第85回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」に初出場する「上武大学」(伊勢崎市戸谷塚町)に移った。