解決した事件名を書き込んだ「縁起だるま」が12月11日、警視庁の担当者により前橋市役所に届けられた。
だるまは毎年、前橋観光コンベンション協会(前橋市本町2)が事件解決を祈願して警視庁に贈っているもの。その年の12月、解決した事件名を背負い前橋に戻ってくる。
だるまを贈るきっかけになったのは、昭和30年代に放送されたテレビドラマ「七人の刑事」(TBS系)で、刑事仲間が集まる警視庁近くの小料理屋「ひさごや」にだるまが飾ってあったため。
今年、だるまに書かれた事件名には強盗、無差別、殺人など殺伐とした世情がそのまま透けて見えるような文字が並ぶ。
このだるまは来年1月9日に開催される「前橋初市まつり」の「お焚きあげの儀」で浄火(じょうか)される。