スマーク伊勢崎内の「和カフェ」が好調-30歳の社長が業態開発

30年を超える和食店経営のノウハウに30歳の社長の若い感性を織り込んだ「海鮮ひつまぶし」。まぜても、茶漬けでも

30年を超える和食店経営のノウハウに30歳の社長の若い感性を織り込んだ「海鮮ひつまぶし」。まぜても、茶漬けでも

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 11月20日、「スマーク伊勢崎」にオープンした和カフェ「水京香(すいきょうか)」(伊勢崎市西小保方町「スマーク伊勢崎」内、TEL 0270-40-0501)が、1日平均約300人の利用があり好調なことがわかった。

店内は和モダンなインテリアでまとめて

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 同店は「磯春松前橋店」(前橋市城東1)、「春松高崎店」(高崎市上中居町)などの飲食店を展開する「モテナ」(前橋市住吉2)の新業態で、甘味と食事を提供する。

 約100平方メートルの店内は「家族にやさしい三世代カフェ」(関口大樹社長)をコンセプトに掘りごたつ付きの座敷席、ソファ席、ベンチシートを配し、ゆったりとした空間を造り出している。

 同社は30年以上の歴史を持つ和食店だが、4年前大樹さんが父、康二さんから経営を引き継いだ時には景気低迷の状況下だった。不況に打ち勝つには新しい業態の開発が必要と考えていた矢先、「スマーク伊勢崎の担当者から出店をすすめられた」(同)という。

 出店にあたり、ほかに例がなく、自分のスキルを生かせる業態はないかと模索した大樹さんがたどり着いたのが「和カフェ」だった。

 「水京香」では「ほくほく大学芋」(100グラム=263円)、「白玉と十勝小豆の宇治抹茶パフェ」(714円)などの甘味、「海鮮ひつまぶし」(1,344円)、「明太子あんかけ玉子とじのおうどん」(924円)などの食事を提供する。

 「ほくほく大学芋」は「最大で1日60キログラム、テイクアウトを含め600人前出た。オープンから数日間はバタバタしたが1週間たって落ち着いてきた」(同)と順調な滑り出しに声を弾ませる。

 「人が集まる話題性のある場所という点で『スマーク伊勢崎』は今、群馬県内で最も熱い場所。経費面から見ると路面店より厳しいが、伝統と若い力を融合させた和カフェを通して新業態の確立を図る」(同)と力を込めた。

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