漆塗りのメタボ対策食器、食事中に唇を確認できるテーブル-高崎で展示

メタボ食器は一人の人間が「さまざまなシーンで一生使える」15個組

メタボ食器は一人の人間が「さまざまなシーンで一生使える」15個組

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 形と塗装の研究を手がける林勇二さん(高崎市宮沢町、TEL 080-5510-1954)の、本格的な漆塗り仕上げなのに変わった作品「ピラミッド型に積み上げて収納可能なメタボ対策食器(通称=メタボ食器)」や「食事中、唇にご飯粒などが付いていなか確認できるテーブル」が話題になっている。

食事中に唇を確認できるテーブルとは

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 メタボ食器は大皿から小鉢まですべて四角形なのが特徴で、ご飯やみそ汁用の椀も四角形。飯椀や汁椀まで四角形の理由について、林さんは「四角形の器にご飯や料理を盛った場合、丸い器より量が多く見える。丸いご飯茶碗や汁碗は実際の容積より見た目少なく見えるため必要以上の量を摂取してしまう」と、四角形の食器を使用することがメタボ対策になると力説する。

 大小さまざまな四角形の器は一人分で15個あり、大皿から順に積み上げるとピラミッド型になる小スペース設計。15個のセットひとつで「一人の人間が一生使えるようにしてある。大小を組み合わせればフタ付きにも」(林さん)なる。

 林さんは食器だけでなくウエスト85センチ以上の人は腰掛けられない「メタボ対策イス(通称=メタボイス)」も開発したが、「大人の多くが腰掛けられないイスを商品化するなんて」と周囲からの非難を受け、制作途中で断念。「私はウエスト82センチなので腰掛けられるのだが…」(同)と残念がる。

 その後、林さんはメタボイスのデザインを引き継ぐも、「誰でも快適に腰掛けられ、その上、足だけでなく座骨で体を支えるいす。つまりダイニングでゆっくり食事をしてもエコノミークラス症候群を防止できるいす」(同)を考案した。

 林さんのこれらの作品は現在、画家の大黒明さんとのコラボ展「二人展パートII」に展示されている。「ダイニングでゆっくり食事をしてもエコノミークラス症候群を防止できるいすと、食事中、唇にご飯粒などが付いていなか確認できるテーブル、ピラミッド型に積み上げて収納可能なメタボ対策食器をコーディネートしてみた。実際の食事をイメージして腰掛けてみて」(林さん)と試用を呼びかけている。

 価格はまだ決まっていないが、「買いやすい価格にしたい」と林さん。会場は「高崎シティギャラリー」(同市高松町、TEL 027-328-5050)。開催時間は9時~17時(最終日は16時まで)。今月26日まで。

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