阿久津画廊(前橋市南3、TEL 027-223-2259)は11月4日から、群馬県民会館(同市日吉1)で中国人画家、李偉(りい)さん、李志宏(りしこう)さんの水彩画約80点を集めた「水彩画二人展」を開催する。
李志宏さんは1989年に来日。1991年から1年間、群馬大学の富澤秀文絵画研究室で学んだ後も群馬県を離れず、現在は富士見村で暮らしている。そのため、群馬県内の風景を描いた作品も多く、「透明感のある独特なタッチで多くのファンを魅了している」(同画廊・阿久津社長)という。
一方の李偉さんは、美術熱の高まる中国の「上海アートフェア」などで注目を集めている作家で、1990年には中国水彩画金馬賞を受賞した経歴を持つ。
一部には中国の美術ブームに陰りとの見方もあるが、「中国の美術に対する期待は驚くべきものがあり、世界的なオークションでも中国作家の作品が高値で落札されている。二人は一貫して水彩画で高い評価を得ている」(同)と力を込める。
開催時間は10時~18時30分(初日は13時から、最終日は16時まで)。同9日まで。