11月2日、新町のいちょう並木通りで開催する「商工祭2008・しんまち大道芸まつり・新町ふるさと祭り」で、「神流川合戦」を伝える戦国コスプレイベント「神流川合戦」が見られる。
神流川合戦は天正10年(1582年)6月、本能寺で織田信長が明智光秀に討たれたことを知った滝川一益(上野厩橋城主)軍が京へ向かう途中、神流川と烏川が合流する地点で、これを阻止しようとする北条氏邦(武蔵鉢形城主)・北条氏直(小田原城主)軍と争った戦いで、戦国時代関東最大の合戦として知られる。新町商工会(相原武会長)では、1982年(昭和57年)から地域PRと歴史を後世に伝える目的で「神流川合戦」を隔年開催してきた。
イベントは出陣式と武者行列から成り、当日は陸上自衛隊新町駐屯地(高崎市新町)の自衛隊員15人、上武大学(同)の学生13人が、新町商工会が用意した甲冑(かっちゅう)に身を包んで出演するほか、10月26日には「箕輪城まつり」でも活躍した「群馬甲冑愛好会」のメンバーが自前の甲冑で華を添える。
イベント「神流川合戦」では出演者ほぼ全員に役柄があるほか、「出陣式」では滝川一益役を筆頭に「せりふ」もある。今年、滝川一益役を演じるのは陸上自衛隊の自衛隊員。
当日は「タカナシ乳業特設会場」(同)で15時から出陣式を行う。
このほか10時から16時まで、いちょう並木通りではマーチングバンドのパレードや、杉浦紙工(同市飯塚町)の杉浦芳郎社長率いる「高崎チンドン倶楽部」のちんどん、日本南京玉すだれ協会所属のメンバーによる「南京玉すだれ」、長い頭がトレードマークの大道芸集団「おじゃるず」らによる大道芸が見られる。