映画「ブタがいた教室」(日活)の公開に先駆け、日活、ユナイテッド・シネマ前橋、ようこそまえばしを進める会(曽我孝之会長)のコラボキャンペーンが10月28日、けやきウォーク前橋(前橋市文京町2)内の「けやきコート」で開催された。
「ブタがいた教室」は1990年、大阪の小学校に赴任した新任教師が実施し波紋を呼んだ「ブタを飼って、飼育をした後、自分たちで食べる」実践教育を元にした映画で、10月18日~26日に開催された「東京国際映画祭」で「コンペティション部門観客賞」と「TOYOTA Earth Grand Prix 審査員賞」の2冠に輝いた。出演は妻夫木聡さん、オーディションで選ばれた26人の子どもたち、原田美枝子さん、大杉漣さん、田畑智子さんら。
2年半、ペットのようにかわいがって育てたブタをどうするのか。子どもに渡した台本には結末が明かされておらず、映画の撮影を通してブタの飼育にも取り組んだ子どもたちは役を超え、ある種のドキュメンタリーに仕上がっている。
今回のコラボキャンペーンは、「ブタがいた教室」と11月8日から開催される「前橋TONTONまつり2008」のブタつながり企画で、まつり当日「街なか子ブタのレース」に出場する子ブタ4匹が来場した。
4匹の子ブタは生後18日のミニブタで、とんとん広場(三夜沢町)で飼育されている。今日まで人前に出たことはなく、大勢の見物客に囲まれ「ピギャー、ピギャー」鳴き、なだめると静かになる様子に「かわいいー」との声が上がった。
「ブタがいた教室」は11月1日、全国ロードショー公開予定。