色鮮やかなイタリアをとらえた、合わせて160歳の二人展-高崎・ユーホール

「お上さんからお祝福(ローマ)」(撮影・新宅信子さん)

「お上さんからお祝福(ローマ)」(撮影・新宅信子さん)

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 新宅喜治さん、妻の信子さんが10数年かけて撮影した写真130点を展示する「愛と食と歌の国 魅惑のイタリア」展が10月16日、ユーホール(高崎市高松町 NTT東日本群馬支店内、TEL 027-324-1120)で始まった。

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 喜治さんは1924年、奈良市生まれ。群馬大学医学部の前身、旧制前橋医専で医学を学び前橋市紅雲町に「新宅耳鼻科医院」を開業。同院を閉院した1966年まで同市で暮らした。

 都内に住まいを移した後、NHK文化センター(渋谷区)でカメラ技法を学び、写真家、松本徳彦さんに師事。1992年にコニカフォトギャラリー(新宿区)で開催した写真展をきっかけに、奈良、大阪、京都、桐生、名古屋、仙台などで開催した写真展は27回を数え、1995年には写真集「二人の旅・イタリア」、2002年には「二人の旅・イタリアの祭り」を出版した。

 二人がイタリアに興味を持ったのは、「1975年ごろからヨーロッパの国々を間巡った。フランスやドイツもいいがイタリアの文化が素晴らしいと感じた。松本先生から『テーマを決めて撮るように』と教わっていたため、約20年前にイタリアに絞った」(信子さん)と振り返る。

 「今回はユニークなレイアウトで展示した。作品を通して、愛と食と歌を生活の信条に生きるイタリア人たちの明るさやライフスタイルを感じ取ってもらえたら」(同)とも。

 開館時間は10時~18時。入場無料。今月21日まで。

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