英「ザ・グレンリベット」のブランド・アンバサダーの資格を持つオーセンティックバー「Kir(キール)」(前橋市千代田4、TEL 027-219-1066)は9月21日、ザ・グレンリベットの熟成前のスピリッツのテイスティングなどを楽しむ「TGL EXPERIENCE」を開催した。
同店は2001年、前橋ホテル(本町2)近くで店を開き、2005年に現在のパル千代田第2ビル1階に移転した。
オーナーの楠木康介さんは「子どものころから何かを作ることが好きだった。21歳になって就職先を探していた時、たまたまバーテンダー協会の人と知り合い、その人の紹介で前橋市内のバーに就職した。バーテンダーの多くが独立を目指しているように自分も独立を考えていた。いろいろ縁があって3年後に独立できた」と振り返る。
同店のコンセプトは「酒好きの酒好きのための大人のバー、大人の遊び場」で、利用客は40歳代が中心。男女の比率が半々と女性の利用が多いのが特徴。利用客に人気があるのが「国産の野菜や果物を使ったカクテルとスコッチウイスキー」(楠木さん)。
今回のイベント「TGL EXPERIENCE」は群馬県内での開催は同店のみ。当日は常連客9人が、今年4月に蒸留したばかりのグレンリベットの新酒から12年、15年、18年ものなどを飲み比べた。
当日グレンリベットとともに用意されたミネラルウオーターは、グレンリベットの蒸留所があるリベット渓谷の「スペイサイド・グレンリベット・ウオーター」だった。「この水は仕込み水として使われる水の一つで、グレンリベッドを華やかにする相性抜群の水」(同)だという。
グレンリベットの公式イベントの次回開催日はまだ決まっていないが、「興味があればウイスキーや水のこと、ウイスキーとフードの相性などいつでも説明する。大人の時間を耳障りな音楽なしで楽しみたい人に気軽に立ち寄ってもらえたら」(同)と話している。
チャージ1,000円、ワンショット800円~、カクテル800円~。営業時間は19時~翌4時。日曜・祝日定休。9月26日から巨峰、梨、栗、柿など秋のカクテルの提供を始めた。