茶屋で生まれた「二千階段」焼きもち-高崎スズラン「大群馬展」初出店

齋藤眞一社長、「のーまる」を手に「大群馬展」ブースで

齋藤眞一社長、「のーまる」を手に「大群馬展」ブースで

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 藤岡市の鳳凰山のふもとの茶屋「かあちゃん茶屋」(藤岡市下日野)で生まれた「焼きもち」の製造販売を手がける「景眞堂」(同市藤岡、TEL 0274-23-9656)が、高崎スズラン(高崎市宮元町、TEL027-326-1111)で開催されている「第4回大群馬展」に初出店した。

二千段焼もち「のーまる」

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 鳳凰山には下日野側、高山側に登山道があり、ぞれぞれ1,600段、400段の階段がある。この階段は23年前、旧日野村の有志によってつくられたもので、段数を合計した「二千階段」の愛称で親しまれている。「この階段は『運動の場』をつくることによって『まちおこし』になれば考えた人たちの手により、杉の間伐材を使用して築かれた。運動といっても2千段を登り切るには相当な体力が必要」(齋藤眞一景眞堂社長)だ。

 「二千階段」が完成した年に齋藤さんの母親が山のふもとに「かあちゃん茶屋」を開店した。茶屋の利用者の「何か食べるものがあるといいのに」という要望がきっかけで齋藤さん(母)がオリジナルレシピの焼きもちを考案し、翌年に発売した。

 「二千階段焼もち」と名付けられた焼きもちは素朴なパンのような味わいが特徴で、小麦粉、味噌、卵、ふくらし粉を使った『のーまる』が基本で、あんこ入り、チーズ入り、ふき入り、タケノコ・山椒入りがある。

 「大群馬展」のブースで「ふき入り」の焼きもちを試食した客からは、「フキノトウのいい香りがしておいしい。こういう焼きもちは初めて」という声が上がった。

 「一番人気があるのは『のーまる』だが、小さめのサイズにした『チーズ入り』は子どもに人気がある。どれも冷凍保存可能でパンの代わりにバターやジャムを付けて食べるのもおすすめ」(同)だという。

 価格は、「のーまる」大3個入り、小5個入り、あんこ2個入り、チーズ2個入り、ふき2個入り、タケノコ・山椒2個入り各315円。贈答用の個別包装は1個105円~。発送にも対応する。

 同展の開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。9月16日まで。

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