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前橋「菓子と漆の店」オープン 幼なじみ、職人2人で共同経営

「焼菓子プレートセット」(1,600円、イートイン)、プレートは後藤さんの漆

「焼菓子プレートセット」(1,600円、イートイン)、プレートは後藤さんの漆

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 前橋市街地から約8キロメートル離れた住宅地に6月29日、菓子と漆の店「Atelier Reve(アトリエレーヴ)」(前橋市富士見町、TEL 027-888-6450)がオープンした。

「Atelier Reve(アトリエレーヴ)」店舗外観

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 「アトリエレーヴ」の店主は菓子職人の遠藤好美さん、漆職人の後藤香奈さん。二人は小学校、中学校の同級生で「いつか一緒に店を開こう」という夢を叶えるためにそれぞれの道を歩んできた。

 遠藤さんは高校卒業後、「東日本製菓技術専門学校」(前橋市小屋原町)に進み、前橋市内のレストラン「スワン」などで5年修行。後藤さんは「金沢美術工芸大学」(石川県金沢市)卒業後、漆職人の辻徹(つじとおる)さん(茨城県常陸大宮市、ウェアウッドワーク代表)に師事した。

 独立の時、「非日常の夢のようなひとときを過ごしてもらおう」と市街地から離れた場所の物件を探し、出会った民家をリノベーションした。

 菓子は「Reveクッキー(300円)」「キャラメルリボンパウンドケーキ(360円)」「フロランタン(530円)」「ガレットブルトンヌ(280円)」「キャロットケーキ(680円)」「スコーン350円」など約20種類。いずれも甘さ控えめ。「毎日でも食べたくなる、安らぐ菓子にしたかった」という遠藤さん。北海道産バター、群馬県産の卵など素材へのこだわりが感じられる丁寧な仕上がり。

 漆は「はし(3,300円)」「椀(11,000円)」「コースター(3,300円)」「丸プレート(小8,800円、大18,700円)」「カップ(小7,700円、大11,000円)」など約10種類。自ら採取した漆を使い「変塗(かわりぬり)」という技法を用いる。「木目に合わせ、漆と木目の美しさを掛け合わせた表情を目指している」という後藤さん。遠藤さんの焼き菓子とも見事な調和を見せる。

 営業時間は11時~20時。水木定休。イートインは10席。

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