7月10日から開催されていた「前橋七夕まつり」の「七夕まつり飾りコンクール」で、前橋中心商店街のおかみさん会「まゆの会」(市川貴美子代表)が製作した七夕飾りが大賞にあたる群馬県知事賞を獲得した。同会の知事賞獲得は3年連続3度目。
まゆの会は300店を超える中心商店街の商店会加盟店のおかみさんの会。現在約20人のおかみさんが精力的に活動している。七夕まつり飾りコンクールには4年前から出展し始め、1回目が市長賞、2回目から3連続で知事賞を獲得した。
同会は、前回はペットボトル、前々回は紙ひもを使って七夕飾りを製作した。今回はトイレットペーパーの芯と折り紙を使う。「トイレットペーパーの芯3本をホチキスでつなぎ、折り紙を巻いた。そのほか紙を折って多面体を作りつなげた。個々の飾りは2,000個以上。折り紙を折る、組む、字を書くなど得意分野を生かせるようにグループに分かれ、4月中旬から準備を始めた」(高橋さん)。
七夕飾りに書いた「字」とは、同会が5年前から続けている「投句箱」に投稿された川柳で、今回の飾りに120句をつり下げた。投句箱は中心商店街に約10カ所以上設置されている。箱と一緒に投稿用紙と鉛筆を用意してあるので、通りすがりに句を投稿できる仕組み。同会では年4回投稿された句を集めて優秀作品を選び、作者に賞品を贈っている。
同会では投句箱、七夕まつり飾りづくりもこれからも続ける予定で、「今回の折り紙作品を見た人から『折り方を教えて』とか『折り紙がほしい』と声をかけてくれる人が多くうれしかった。終わったばかりなのに来年は何にしようかと考えている」(高橋さん)と4連覇に向けての意気込みをみせた。
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