「シネマテークたかさき」(高崎市あら町、TEL 027-325-1744)で7月12日より、上映中止が相次ぎ話題になったドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」が公開される。群馬県内での公開は初めて。
「靖国 YASUKUNI」は、日本在住の中国人監督、李纓(リ・イン)さんが「終戦記念日」の8月15日に靖国神社を訪れる日本人、アメリカ人、韓国や台湾の人々を10年にわたって撮り続けた日中韓合同作品。
この作品はベルリン国際映画祭、サンダンス映画祭で上映され、世界各国のメディアの注目を集めたが、ドキュメンタリー映画の枠を超えた社会・政治映画と判断され日本では上映を中止する劇場が相次いだ。
シネマテークたかさきでは、「『靖国 YASUKUNI』今年一番の話題作。ここまで大きな話題になったのは、今まで日本人が『靖国神社』という存在をきちんと見つめ自由に議論するという習慣がなかったからではないか。日本人必見の映画」としている。
さまざまな思いを抱く人々の姿に、昭和8年~20年まで靖国神社で行われていた日本刀「靖国刀」作りの光景を織り交ぜながら、「靖国刀」がもたらした意味が明らかにされる。
上映は8月1日まで。混雑の予想される7月12日・13日は5回の上映すべて整理券を発行する。
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