「里山づくり実行委員会」が3月2日に開催する「自伐型林業(じばつかたりんぎょう)フォーラムin前橋」の参加者を募集している。会場は「ホテル1-2-3前橋マーキュリー」(前橋市大友3)。
自伐型林業は適正規模の山林の間伐生産を通して経営を安定させるビジネスモデルで、採算性と環境保全を高次元で実現する持続的林業経営として注目を集めている。
林野庁によると1955(昭和30)年には50万人を超えていた林業従事者は1985(昭和60)年には126,343(内女性19,151)、2015(平成27)年には45,440(2,750)人に減少したが、2015年以降は横ばいに転じた。2005(平成17)年に54.4歳だった平均年齢は2020(令和2)年には52.1歳に下がった。背景には自伐型林業の普及がある。
自伐型林業は秋冬型のため農業や観光業などとの副業も可能。新しい働き方・暮らし方を求めて移住する人もあり、自治体も注目。群馬県内では2016(平成28)年にみなかみ町が、2022(令和4)年には前橋市が推進し始めた。
当日は「前橋市林業の現状と可能性」などの話題提供、「みなかみ町移住、自伐型林業で生業」など実際に自伐型林業を行う事業者が事例を紹介する。
開催時間は13時30分~16時30分。定員は50人。参加費は1人1,000円。「里山づくり実行委員会」のホームページで申し込みを受け付ける。現在、半分弱の空きがある。受付は2月25日まで。