「イケア・ジャパン」(本社=千葉県船橋市)は1月11日、18日にオープンする「IKEA前橋」(前橋市亀里町)をメディアに公開した。
IKEA前橋は北関東自動車道「前橋南インターシェンジ」から車で5分、「コストコ前橋倉庫店」の西側、「ユニクロ前橋南インター店」の隣に位置する。敷地面積は約5万8千平方メートル、店舗面積は約1万平方メートル。900台の屋外駐車場を備えた。
集まったメディアを前に登壇したイケア・ジャパン代表取締役兼チーフサスティナビリティオフィサーのペトラ・ファーレさんは、まず「令和6年能登半島地震」で亡くなった人への哀悼の意を表した。イケア・ジャパンはすでに石川県などに毛布とソフトトイ(柔らかいおもちゃ)を送り、今後の支援も検討中という。
ペトラさんは「北関東に初めてイケアストアを開業できることを大変うれしく思う。地域の皆さんが快適でサスティナブルな毎日の暮らしを実現できるよう、サスティナブルな商品をより低価格で提供できるよう努める」と力を込めた。
IKEA前橋マーケットマネージャー(店長)の野山和美さんはなんと、2013年に立てられた「アレ」とともに登壇した。当時、イケア・ジャパンが取得した用地は6万8千平方メートル。広いが故に小さく見えたあの看板だ。
野山さんは「地元の皆さんの間で何かと話題になった看板。捨てられなかった」と会場を沸かせた。
野山さんによると、IKEA前橋の構想が本格的に動き出したのは2年前。地元のユーザー宅を訪問するなどしてニーズを探った。住まいが広く、持ち家が多いことから壁を生かす収納やデコレーションの提案を充実することに。実際、41あるルームセットには壁付けのアイテムが多く使われていた。
IKEA前橋も既存店と同様に「ショールーム(家具展示エリア)」「マーケットホール(インテリア・生活雑貨)」「セルフサービスエリア(商品ピックアップ)」から成る。店舗面積は「IKEA仙台」「IKEA長久手」の半分だが、大型店と同じフルスケールの9,500アイテムをそろえた。
また「レストラン」「ビストロ」のほかに店舗の外からイケアフードを購入できる「ビストロウインドウ」を国内で初めて設置。IKEA前橋限定フードとして「プラントベース(植物由来)ベビーカステラ」も取り扱う。
営業時間は10時~20時。