食べる

高崎健康福祉大「カフェ」新店 ラーメン「大大坊」の女将、新業態

大大坊の鶏と野菜のスープを使った「スペシャルカレー」(学割550円、一般770円)

大大坊の鶏と野菜のスープを使った「スペシャルカレー」(学割550円、一般770円)

  • 17

  •  

 「高崎健康福祉大学1号館」(高崎市中大類町)に10月3日、「THIS is ME CAFE(ディスイズミーカフェ)」がオープンした。

「THIS is ME CAFE」店舗外観

[広告]

 店主はラーメン店「大大坊(だいだらぼう)」(高崎市通町)の女将、加藤優子さん。加藤さんは7年前、保育園に通う1歳の次男について保育園から「他の子と違う」と告げられた。これを契機に障害や福祉について学び始めると、障害者と健常者の間に壁があることに気付く。

 加藤さんは「壁を取り除きたい。障害者と健常者が一緒に集まれる場所を作りたい」と活動を始め、今年5月には前橋のコワーキングスペース「ルームスタンダード」(前橋市元総社町)でイベント「THIS is ME」=「これが私」を開催し約400人を集客した。こうした活動を続ける中、高崎健康福祉大学でカフェの公募があると知り迷わず応募した。

 メニューは「カレー」「ホットドッグ」「うどん」などで、カレーには「大大坊」の鶏と野菜のスープと焼豚、ホットドッグは「育風堂精肉店」(みなかみ町)、「ブーランジェリーニチニチ」(安中市)のコッペパン、うどんは障害者福祉サービス事業所「光明園」(前橋市江木町)の麺を使っている。

 価格は「スペシャルカレー」(学割550円、一般770円)、「ホットドッグ(4種)」(学割385円~、一般440円~)、「うどん(4種)」(学割550円~、一般770円~)、「コーヒー(ホット・アイス)」(学割200円、一般330円)など。

 オープンから3週間、1日約50人、多い日には100人以上が利用するまでになった。加藤さんは「障害の有無に関わらず誰でも楽しめる場所。ワークショップやイベントも企画していく。ぜひ一度寄ってもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は11時~15時30分。土日祝定休。

後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース