「群馬県立歴史博物館」(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)で凧(たこ)コレクターから寄託された収蔵品を展示する「日本凧めぐり 山鹿郷土凧コレクション」が開催されている。
山鹿郷土凧コレクションは山鹿英助さん(桐生市)が収集したもの。300点を超える中から約120点を選び、由来や背景、凧にまつわる風習などをあわせて紹介している。
日本では8世紀(平安時代中期)に凧の記録があり、江戸時代に大流行した。竹や和紙など凧作りに適した素材に恵まれていたため、地域ごとに創意工夫に富んだ個性的な凧が生まれた。日本凧めぐりには大阪府の「ウサギ凧」、山口県の「ふぐ凧」、セミやハチを象った福岡県の「孫次凧 蝉」、愛知県の「桜井凧 蜂」など魅力的な作品が並ぶ。群馬県代表は着物を広げた形状にだるまを描いた「袖凧 達磨」。
今回はあわせて家電やインテリアなどで時代を見せる「昭和のくらし」展を開催中。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は一般500円、大高生250円、中学生以下無料。月曜休館(1月9日は開館、翌10日休館)。2月12日まで。