高崎の梨の生産地の一つ「里見」で今週、人気品種の「幸水」が最盛期を迎える。
里見地区では約80軒の農家が梨の栽培を手掛けており、生産量は1,600トン(2018年実績)を超える。
今年は4月の遅霜があり、6月・7月には長雨による日照不足で着果や生育が不安視されたが、梅雨明けから一気に気温が上がり日照時間も十分だったことから例年に追いついた。
直売場は里見地区だけで約80軒あり、それぞれ丹誠込めた自慢の梨を販売する。JAはぐくみ里見果実部部長で富岡農園代表の富岡光行さんは「今年は梅雨期に雨が多く心配した。一気に玉(大きさ)も味もよくなった。これからも好天が続いてくれるとさらにおいしくなる」と力を込める。
幸水は8月20日頃~8月下旬まで。幸水の後は豊水、二十世紀などが旬を迎える。