前橋市立前橋高等学校で12月4日、ベラルーシ共和国トランポリン競技ナショナルチームとの交流会が開かれた。
ベラルーシチームは11月28日~12月1日に有明体操競技場(東京都江東区)で開催されていた2019世界トランポリン競技世界選手権大会後のリカバリー(大会後の調整)をかねて、選手8人、コーチ1人、通訳1人が12月2日から前橋に滞在している。選手は、リオ五輪・世界選手権・ヨーロッパ選手権などで金・銀メダルを獲得している強者。
前橋では昨年、世界トランポリン競技世界選手権大会が開催された。2017年がベラルーシだったことから同年、市の関係者がベラルーシを訪れ、昨年からホストタウンとしてチームを受け入れている。日程は未定だが2020東京オリンピックのキャンプも予定されている。
当日はトランポリン選手の近藤愛海さん(同校1年)を中心に、控え室では留学経験のある生徒と交流。全校生徒が待っていた体育館ではアイドル並みの大歓声が。
選手は18歳~25歳。東ヨーロッパでも日本のアニメは人気のようで、控え室でのフリートークでは「アニメは何を読んでいるの」との質問が。学食で日本食について聞くと「とてもおいしい。日本食はよく食べます」、体育館での質疑応答で「日本の好きなところは」という質問に「お米がおいしい」と話した。
近藤さんは「なかなか体験できない特別な体験。ロシア語は全くわからないけれど、気持ちは通じる。今月出場する川崎大会で表彰台を目指します」と力を込めた。
ベラルーシチームを誘致した前橋市スポーツ課の担当者は「盛り上がりが予想以上だった。オリンピックの気運向上に役に立ったのではないか」と胸を張る。