「焼きまんじゅうサミット」で買えなかった来場者、店舗に殺到

写真は「前澤屋本店」(高崎市住吉町)の屋台。2日間、焼きまんじゅう焼きっぱなし

写真は「前澤屋本店」(高崎市住吉町)の屋台。2日間、焼きまんじゅう焼きっぱなし

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 群馬県が2月16日・17日に開催した「焼きまんじゅうサミット」の会場で、焼きまんじゅうを買えなかった来場者が、県庁近くの店舗に殺到していたことがわかった。

 「焼きまんじゅうサミット」は群馬県のブランドづくりを推進するプロジェクトの一環で、県内の焼きまんじゅう店が一堂に会し自慢の味を競い合うというイベント。両日とも沼田市、前橋市、高崎市、伊勢崎市、桐生市、みどり市の焼きまんじゅう店13店が出店した。

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 16日の来場者は約3,000人だったが、17日には約9,000人の人出となり、気温5度、加えて強風が吹き荒れ風花の舞う中、焼きまんじゅうの屋台の前には数十人から数百人の行列が。

 焼きまんじゅうの包みを手にした30歳代の男性は「焼きまんじゅうを買うのに1時間並んだが買えてよかった。家で子どもが待っているので冷めないうちに持って帰りたい」と強風に押されながら急ぎ足で会場を後にした。

 出店した「たなかや」(前橋市朝日町、TEL 027-224-3903)の小野さんは「予想外の人出だった。他の店は1日分で1,000本位用意していたようだが、うちは500本だったため14時でまんじゅうがなくなってしまった。どの店も同じ条件だがコンロが1台しかなかったことと、炎が風であおられることによるエネルギーロスのため、5分で5~6本焼くのが精一杯だった」という。

 強風は風下約300メートルの地点まで、まんじゅうを焼く香ばしい香りを運び、ひと串も手にすることのできなかった人の鼻腔を刺激した。「たなかや」は県庁から約1キロメートルしか離れていないため、「こんなに並ぶのなら」と多くの人が殺到しパニックに。「会場の屋台で人出が足りないため店に連絡し人手を増やそうとしたが、『それどこれじゃない』状況を知りびっくりした」(小野さん)と振り返る。

 県の担当者は「予想を上回る人出だった。風が吹かないよう祈っていたが、強風に見舞われ17日はやむなく終了時間を1時間早め15時にした。やっと駐車場にクルマを入れて会場に到着した人には申し訳なかったが」風が強すぎたため安全を優先した。

 小野さんは「焼きまんじゅうを好きな人がこんなにいると思わなかった」と、初の「焼きまんじゅうサミット」の感想を締めくくった。

「焼きまんじゅうサミット」-群馬県内焼きまんじゅうの名店一堂に (高崎経済新聞)上州名物焼きまんじゅう、全長53メートルで記録更新-伊勢崎初市 (高崎経済新聞)

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