こんにゃくを原料とした製品の企画開発、製造を手がける山本農場(富岡市一ノ宮、TEL 0274-63-4566)が2月8日、「こんにゃくスクラブ入り洗顔フォーム」の販売を開始した。
こんにゃく芋の繊維は本来水に溶けるが、同社ではこんにゃく芋の微粒子パウダーを極限まで乾燥し、肌をこする程度の力で徐々に溶けるよう加工して洗顔フォームに加えた。
「洗顔中少しずつこんにゃくスクラブが溶けていくことによって、常にスクラブの新しい面が肌に接し余分な皮脂や古い角質を包み込んで落とす」(同社山本社長)ため、クルミの殻などを砕いたスクラブより穏やかに作用するという。
ベースの洗顔フォームは、無香料、無着色、防腐剤・石油系界面活性剤フリー。同社では年間数十万個の「こんにゃくスポンジ」を製造しており、「洗顔フォームのユーザーは『こんにゃくスポンジ』のユーザーだけを対象にしたものではないが、『こんにゃくスポンジ』のユーザーのように自然素材にこだわりを持っている人は多いはず。そのため洗顔フォームも添加物を極力抑え、洗うことだけを目的にした製品を目指した」(同)。
「こんにゃくスクラブ入り洗顔フォーム」は「こんにゃくスポンジ」と同様に性別を問わず使える。「開発段階から我が家では高校生の娘、中学生の息子を含め全員で使ってきた。今では全員すべすべ、つるつる」(同)だという。
同社では自社サイトでのネット直販をベースに、月間3,000個の出荷を予定している。ネット販売・通販用商材としての卸売りにも対応する。
価格は1本1,000円(100グラム)。発売を記念して自社サイトでキャンペーンを実施している。