昨年10月、ユネスコ「世界の記憶」に登録された「上野三碑」が3月9日から一般公開される。登録後初。
上毛三碑とは「山上碑(やまのうえひ)」(681年)、「多胡碑(たごひ)」(711年)、「金井沢碑(かないざわひ)」(726年)の三基の石碑。高崎市南部に点在する。
通常は建屋越しに見学するが「多胡碑」に刻まれた711年3月9日にちなみ、3月9日前後に開放する。最寄り駅は上信電鉄吉井駅で、同駅から「上毛三碑めぐりバス」(無料)を運行している。バスは9人乗りで、運行時間は9時~14時15分まで45分間隔16便。
「多胡碑」の近くにある「多胡碑記念館」の昨年11月~今年2月の入館者数は前年同期の約2000人から約9000人に増えた。三碑だけ巡る人もいるため見学者総数は出せないが「世界の記憶」効果が多きいことがわかる。
開催時間は9時~15時。3月11日まで。