大正から昭和の「おひなさま」を60カ所に飾った「新町ひなまつり」が3月3日、最終日を迎える。
「新町ひなまつり」は2007年に始まった。家庭で飾らなくなったり不要になったひな飾りを集めた。ひな飾りをディスプレーするイベントの先駆けとなった。
中山道の宿場町だった新町は現在もその風情を残す。最近はラスクのハラダの発祥の地として知られ、街中の路地に旧本店もある。周辺には商店や食堂などがあり、ひな巡りのイラストマップを片手に散策してみてはどうか。イラストマップは高崎新町商工会で配付している。
メーン会場の「明治天皇新町行在所(めいじてんのうあんざいしょ)」は1878(明治11)年、明治天皇の宿泊用に建てられた。建築費は788円。当時としては大きな金額で、群馬県からの支援を受け、不足分は全町からの寄付で賄ったという。
明治天皇新町行在所では野菜などの直売、ぐんまちゃん・カリ坊・しんまちゃんとの記念撮影が楽しめる。