長雨と日照不足でさまざまな産業に影響が出ている。38年の歴史を誇るビアガーデン、高崎タカシマヤの「屋上ビアガーデン」も8月の雨に泣かされた。
前橋地方気象台によると7月22日~8月21日の1カ月で雨が降らなかったのは7月28日、8月5日、9日の3日間だけ。日照時間は73.6時間(アメダス前橋)で平年の44%、降水量は336.5ミリ(同)で171%だった。
高崎タカシマヤの屋上ビアガーデンは5月12日にオープンした。6月の気温が高かったことから昨年を上回り、7月中旬まで極めて好調だった。8月はこの貯金を使い果たす格好で、6~8月の売上は前年比10%減となる見込みという。天候が回復し、残暑が厳しくなれば最終的には前年程度に落ち着くとみられる。
今年は女性利用が多く、40%程度まで増えた。特に金曜と土曜は女子会やママ友、ファミリーの利用が目立つ。そのため、サラダやカクテルがよく出ているという。
料金は男性3,000円(毎月曜は2,800円)、女性2,600円(毎木曜は2,400円)、中学生~19歳1,500円、小学生1,000円、3歳~未就学児500円。
天候によっては9月10日頃まで営業する考え。