榛名山麓で生産されるナシの大きさを競うコンテストが11月24日、高崎市庁舎(高崎市高松町)で開催され、里見さかえさんが育てた「新雪」がジャンボ賞を獲得した。重さは2.891キログラム。
高崎市の北西部、榛名南麓は果樹の生産が盛ん。群馬県のナシ(日本ナシ)の生産量は5,450トン(2015年度)。この約半分が高崎産だ。
ナシの収穫は8月上旬に始まり、年末まで続く。「幸水」「豊水」「二十世紀」など一般によく知られる品種は8月~10月までで、10月下旬から「愛宕」「新雪」「王秋」など大型品種の収穫が始まる。
これらの品種は収穫後3カ月程度置くと甘みが増すことから正月用のナシとも言われる。大きさは幸水などが1個300グラム程度だが大型品種は1キロ以上、大きいものでは2キロを超える。
コンテストにはこれらの中でも堂々たるジャンボナシ161個が顔をそろえた。折しも早い初雪で高崎市街地は雪化粧。年末ジャンボ発売日にも当たったが、高崎はジャンボ「ナシ」が話題をさらった。