ホタルの名所「荻窪公園」(前橋市荻窪町)で6月7日、観測史上最高の1000匹を超えるホタルの飛翔が確認された。
荻窪公園にはゲンジボタルが生息していたが、2009年に行なわれた水路整備工事の影響で生息数が減少。見かねた地元NPO、エコボランティアが2010年、環境整備やカワニナの放流などの活動を始めた。
園内を流れる水路(農業用水)の水は軟水でプランクトンが豊富。その上、今年は春先から気温が高く、ホタルの餌となるカワニナが順調に成長したと見られ、昨年は500匹だったホタルが一気に倍以上に増えた。
同NPO代表の平田次男さんは「こんなにたくさんのホタルが飛ぶのは初めてのこと。大変驚いている。一人でも多くの人に鑑賞してもらいたい」と来園を呼び掛ける。