高崎電気館(高崎市柳川町、TEL 027-395-0483)で5月1日、35ミリフィルムによる高倉健さん主演映画の上映が始まった。
上映作品は「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)、「遥かなる山の呼び声」(1980年)の2本。いずれも35ミリフィルムにこだわった山田洋次監督作品。
映画上映のデジタル化が進み、35ミリフィルムによる上映は少なくなった。山田監督は35ミリフィルムにこだわった監督として知られ、細部にまでこだわった作品をフォルム上映で楽しめる機会は少ない。
「幸福の黄色いハンカチ」は刑期を終え網走刑務所を出所した男(高倉健)と急に仕事を辞めてしまった男(武田鉄矢)、傷心旅行中の女(桃井かおり)が織りなすロードムービー。
「遥かなる山の呼び声」も北海道が舞台。泊めてほしいと牧場に現れた男(高倉健)。牧場の女、民子(倍賞千恵子)に雇ってもらうが、捜査の手が迫っていることを知った男は…。
上映時間は「幸福の黄色いハンカチ」が10時30分と15時、「遥かなる山の呼び声」が12時40分と17時。観賞料は1作品1,000円。同じ日の2作品目からは1作品
800円。5月8日まで。