前橋が舞台の映画「クライマーズ・ハイ」(2008年、原田眞人監督)の上映会が8月1日、前橋テルサ(前橋市千代田2)で開かれる。
【写真】堤真一さん、堺雅人さんのシーンと、映画「日本のいちばん長い日」での原田監督
「クライマーズ・ハイ」。原作は上毛新聞社勤務を経て小説家デビューした横山秀夫さんの同名の小説で、横山さんが同新聞社記者時代に遭遇した「日航機墜落事故(1985年)」がベースになっている。そのため、記事の掲載順を決めるシーンなど新聞社の裏側が描かれており、「陰の季節」や「64」などに通ずる臨場感がある。
「クライマーズ・ハイ」の撮影は2007年の夏、JR前橋駅北口前通りと国道50号線の交差点にある「前橋ビル」を中心に市街地の商店街などで行なわれた。
公開の記者会見も前橋からスタートした。2008年5月27日、会見に臨んだ原田監督は「撮影が終わって初めて前橋に戻ってきたので懐かしいが、『前橋ビル』はまだテナントがいないんだなとか、それもまた懐かしいが、ちょっと涙が出た」などと話した。
今回は上映会とともに原田監督の講演が予定されている。原田監督は今年5月に「駆け込み女と駆け出し男」、8月には「日本のいちばん長い日」の公開を控えている。
開演時間は13時30分~。チケットは前売り1,000円、当日1,200円。定員は500人。プレイガイドは前橋テルサ(TEL 027-231-3211)、煥乎堂(TEL 027-235-8111),高崎市役所内地下売店スイートピー(TEL 027-321-7021)など。