ギャラリー「画廊オブジェ」(高崎市福島町、TEL 027-373-3922)は10月19日より、没後10年記念「池田満寿夫展」を開催する。
池田満寿夫さんは高校(長野県立長野高校)在学中に画家を志し、版画や水彩画などで世界的評価を得た後文筆活動を始め、1977年には「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞を受賞している。1980年代に始めた彫刻や陶芸作品についても高い評価を得ている。その後テレビなどにも活動の場を広げていたが1997年3月8日、静岡県熱海市の自宅で急逝した。63歳だった。
同展開催にあたっては、バイオリニストの佐藤陽子さんが代表を務める「M&Y事務所」の全面的な協力により、「池田さんのアトリエから版画、陶器、ブロンズ、素描原稿など貴重な作品を運び展示販売することになった」(同画廊担当者)という。作品はオリジナル版画25点、陶器やブロンズなど8点。
開廊時間は10時~18時。同25日まで。会期中無休。入場無料。