山田かまち水彩デッサン美術館(高崎市片岡町3、TEL 027-324-3890)は2月1日より、山田かまち没30周年を記念して「山田かまちデッサン詩文展-おびえることはない_ただ書けばいい」を開催している。
山田かまちは1960年、群馬県高崎市に生まれ、17歳の夏、感電により自宅で事故死した。幼少より絵画の才能を発揮し、水彩画、パステル、デッサンなど約1,000点の作品を残した。絵や詩は18冊にもなるノートに記されており、本人事故後、母親と恩師らの手により画集や詩集として出版され注目を集めた。2004年には、その一生を題材にした「かまち」が映画化された。
同展では「ロミオとジュリエット」や「ライオンと白鳥の決闘」などの未公開作品を含め、デッサン35点、詩文15点の計50点を展示している。10代後半から20代前半の若者や、その親の世代の来館者が多いという。館長の広瀬さんは「今回の展示会は一般公開されていない作品を展示している。作品を通じて、山田かまちの心の叫びを知ってもらえたら」と話している。
入場料は一般=500円。開館時間は10時~17時30分。5月31日まで。