スタジオジブリ作品「耳をすませば」(1995年)、「猫の恩返し」(2002年)の美術制作などを手がけた版画家、井上直久さんの新作版画展が9月13日より、アピタ高崎店(高崎市矢中町、TEL 027-346-1001)で開催される。
井上さんは、「異郷」=「イバラード」をテーマに作品を描き、「耳をすませば」中の挿話「バロンのくれた物語」の背景画の制作を担当し注目を集めた。「イバラード」作品は、金沢美術工芸大学卒業後、広告代理店勤務を経て大阪市内の高校で美術教師として勤務している頃から描き始めた。
同展は、DVD「イバラード時間」(ジブリがいっぱいコレクション)の発売を記念したもので、新作版画7点を展示販売する。会場内では、原画や限定版画の展示も行う。
井上さんの作品を扱うギャラリーモナリザ(東京都練馬区)の担当者は「幻想的なイバラードの世界にじっくりひたれる版画展。ぜひ出かけて」と話している。
営業時間は10時~21時(最終日は16時)。18日まで。