前橋・高崎の市街地で4月1日、ソメイヨシノが満開となり、開花が遅れたウメ、名残のしだれ桜やモクレンなどが咲き競うも、冷たい雨も降る寒暖の激しい日が続いている。
前橋地方気象台によると満開は平年より5日、昨年より11日早かった。逆に開花から満開までに10日間かかっており、1959(昭和34)年に次いで6番目と時間がかかったのが特徴。
前橋では市街地を流れる広瀬川河畔で、高崎の市街地では城址公園を中心に日没後、ライトアップされており、花見の人気スポットになっている。両市とも商店街の定休日が水曜日とあって、休み前の2日には花見を予定していた人が多かったようだが、雨になった。
花が開いてからの雨は花散らしと言われるが、低温は花持ちがよくなると言われ、週末のイベントまで持ってくれればと期待がふくらむ。
前橋では4月21日まで「広瀬川さくらネーション」の一環として土日を中心にイベントやコンサートが開催される。高崎では4月6日・7日、市街地で「春まつり」が、陸上自衛隊新町駐屯地(高崎市新町)では「しんまち桜まつり」がそれぞれ開催される。