群馬音楽センター(高崎市高松町、TEL 027-322-4527)で2月17日に開催される「世界遺産シンポジウム」で俳優・菅原文太さんが基調講演を行う。テーマは「明治・大正・昭和と富岡製糸場に参加したすべての人の心に思いを致そう」。
菅原さんは、環境問題や文化遺産、田舎暮らしなど関心が高く、NPO法人ふるさと回帰支援センター(東京都)の理事を務めている。西部県民局政策室の担当者は、講演依頼のいきさつを「ふるさとへの回帰を支援するNPOで活躍していることに加え、富岡製糸場へも複数回訪れているため、基調講演を依頼してみたところ引き受けてくれた」と話している。
シンポジウムでは菅原さんの基調講演に続き、「世界遺産と地域づくり」をテーマに小坂裕一郎さん(藤岡自治ネット副座長)、高橋伸二さん(富岡製糸場を愛する会会長)、松本純一さん(和歌山県田辺市商工観光部長)、松浦利隆さん(群馬県世界遺産推進室長)がパネルディスカッションを行う。コーディネートはジャーナリストの佐滝剛弘さん。
当日は、同センターのロビーで農産物加工品や絹製品など西上州の特産品を販売する予定。開催時間は、基調講演=13時40分~14時40分、パネルディスカッション=14時40分~16時20分。定員は2,000人。入場無料。