高崎市を中心に活動する女性ボランティア団体「高崎パイロットクラブ」は8月22日、高崎シティギャラリーコアホール(同市高松町)でチャリティーコンサート「午後のひとときくつろぎ音楽会」を開催する。
パイロットクラブは、米国ジョージア州に本部を置く女性による国際的な奉仕団体で、日本での活動は1950年代に作家の平林たい子氏、評論家の村岡花子氏らによって始められた。高崎パイロットクラブは1992年に発足し、翌年の夏から同コンサートを開催してきた。
14回目となる同コンサート開催実行委員長の清水恭子さんは、「子どもからお年寄りまで、ハンディキャップのある人もない人も、みんなで一緒にバリアフリーに音楽を楽しんでもらうのが目的。一般入場者のほかに、障害者施設や学童保育、老人福祉施設などから約100人を招待している」という。「開催当初は、一風変わったコンサートと捉えられていた感もあったが、徐々に定着。赤ちゃん連れの若いお母さんの来場も増えてきた。同市を中心に地元で活躍している音楽関係者に、コンサートの趣旨を伝え、理解し協力してくれる人に出演を依頼している」とも。
今回の出演者は、声楽家の風岡由美さん、ヴァイオリン奏者の高田久仁子さん、ピアノ奏者の日下孝美さんで、モーツァルト、シューベルト、ブラームスをはじめとする「子守唄」を中心に演奏するという。「猛暑日の続く中、子どもといっしょに子守唄を楽しみながらうとうとする音楽会、気軽に参加を」(清水さん)と話している。
入場は、大人=2,000円、小学生以下=1,000円。開催時間13時30分~。当日券あり(事前連絡は清水さん、TEL 027-325-2718)まで。同団体は毎年、同コンサートの収益金を施設などに寄付している。