真夏のスノーボード関連展-ボードを使った彫刻など展示

スノーボードにアクリル絵具で描いた作品「ニンフ」「波ウサギ」

スノーボードにアクリル絵具で描いた作品「ニンフ」「波ウサギ」

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 群馬県立近代美術館(高崎市綿貫町)が改修工事中、展示会場として使用している群馬県庁内昭和庁舎(前橋市大手町1、TEL027-254-4000)で開催されている「白川昌生とフィールドキャラバン計画」の会期が残り1週間を切った。

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 同展は、現代美術作家である白川昌生さん(59歳)が、自らスノーボードに乗ってスノーボーダーらにインタビューを試みて制作した映像作品や、ボードを使った彫刻、一般のスノーボーダーから借用した約80枚のスノーボードを使った立体作品などを展示している。

 白川さんは「スノーボードは、単なるスポーツの域を超え、ファッション、音楽など取り込んで独特の文化を形成している。こうした若い人たちの生活感覚や考え方などを理解し、横乗り系のスポーツを楽しむ人たちの新しい身体感覚によって切り開かれる世界を表現した」と話す。

 群馬県は、片品、水上、草津、嬬恋などにスキー場があり、その多くが早くからスノーボーダーを受け入れてきた。ヨーロッパ中心に活躍してきた白川さんだが、近年地元密着を主眼に活動しており、「同展も地域に根ざすことの意義を発見するため」という。

 入場料は、一般=100円、大高生=50円。時間は10時~18時。26日まで。会期中無休。

群馬県立近代美術館(昭和庁舎)

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