イトーヨーカドー前橋店撤退から8月で丸2年、前橋の玄関口であるJR前橋駅前ビルが息を吹き返す。
イトーヨーカドー前橋店の開業は1987(昭和62)年、市街地には西友WALK館が開業。1993年には前橋サティが開業した。
2006年、イオンモール高崎の開業を皮切りに翌年にはけやきウォーク前橋、スマーク伊勢崎と相次いで大型SCが開業。西友は一足早く2005年に、イトーヨーカドーとサティは2010年に惜しまれつつ閉店した。
イトーヨーカドー跡は同店閉店とほぼ同時期に、地元資本の百貨店と
スーパーマーケットを核にした商業施設計画が発表されたが、2カ月後には不採算などを理由にビル所有会社が白紙撤回。ほっとしたのもつかの間、市民は落胆した。
エキータは地下1階地上6階(6階は駐車場)のビルを物販、飲食・サービス(地下1階~3階)、オフィスエリア(4階~5階)に分けリーシングを進めて来た。4,120平方メートルのうち現在、3,170平方メートル(77%)が埋まった。
開発を手掛ける「やまき」(東京都港区)は「商業エリアとオフィス機能を融合させることにより雇用の場をつくるとともに、商業エリアの活性化を図る」考えで、年間売り上げ100億円を目指す。
開業は11月15日、白紙撤回から2年が過ぎる。