野球王国、群馬の歴史を振り返る展覧会-あだち充の色紙も展示

高崎商業高校が保管している1977まで使用された「北関東大会優勝旗」

高崎商業高校が保管している1977まで使用された「北関東大会優勝旗」

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 群馬県立歴史博物館(高崎市綿貫町、TEL 027-346-5522)で7月8日から、「追え!白球、突入本塁-高校野球でみる群馬の近現代史」展を開催する。

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 昨年の全国選抜高校野球大会では、「ハンカチ王子」こと斉藤佑樹選手(群馬県太田市出身)や、「まーくん」こと田中将大選手(兵庫県出身)らが繰り広げた熱戦が日本中の注目を集めた。高校野球大会は、1915年(大正4年)に開催された「第1回全国中等学校野球大会」がルーツ。同大会へ群馬県初参戦したのは前橋中(現県立前橋高校)で、第6回大会(1920年)の予選だった。以降、レギュレーションが変更になり1県1校出場となる前の1977年(昭和52年)まで、優勝校に受け継がれてきた優勝旗には、野球王国群馬を物語るように「桐生中」「高崎商業学校」などの校名が見える。

 同展では、「北関東大会優勝」(県立高崎商業高校保管)や戦前から戦争直後まで使用されていた「グローブ」(県立藤岡高校所蔵)、1936年(昭和11年)の「桐生中」の熱戦を伝えた「東京日日新聞」の記事(同館所蔵)、1978年(昭和53年)出場の県立前橋高校「完全試合スコアブック」(個人所蔵)はじめ、「筋書きのないドラマを再現する」(同館担当者)資料を展示する。

 同展開催にあたり、漫画「タッチ」「陽あたり良好」などで著名な漫画家、あだち充さん(同県伊勢崎市出身)が、同展のために書き下ろしたサイン色紙も展示する。開催時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、一般=500円、大高生=300円、中学生以下無料。8月26日まで。

群馬県立歴史博物館

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