高崎だるま発祥の地として知られる少林山達磨寺(高崎市鼻高町)で1月6日正午から、「七草大祭だるま市」が始まる。
高崎でだるまが作られるようになったのは天明の飢饉(ききん)に見舞われた1780年代で、生活苦にあえぐ農民のために、少林山達磨寺の当時の住職が張子のだるまを考案し、農民に作らせて「七草大祭」で販売させたのが始まりと伝えられる。
同寺のだるま市には例年、だるまを求め約20万人が訪れる。
だるまは願いを込めて左目に墨を入れ、願いがかなったら右目に墨を入れる。同寺では買い求めただるまに目を入れる「開眼(かいげん)」も行う。開眼はだるまに魂を入れる儀式で、開眼を行っただるまには「少林寺」のお札が貼られる。
人出のピークは6日夜。だるま市は7日正午まで。