高崎の市内循環バス「ぐるりん」-8月下旬に路線変更へ

他の市町村の循環バスに比較してポップでカラフルな「ぐるりん」

他の市町村の循環バスに比較してポップでカラフルな「ぐるりん」

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 高崎市は、市内循環バス「ぐるりん」の既設路線の見直しを図ることを発表した。

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 「ぐるりん」は、1997年の運行開始から今年で10年目を迎える。今回の見直しは、「市町村合併により人口と地域が拡大したことや運用開始時より高齢化が進んだことなどを踏まえ、新たな『ぐるりん』の運行形態を検討するため」(同市担当者)という。見直し案には、「青2-1京ヶ島線」のJR高崎問屋町駅(2004年10月開業)貝沢口乗り入れほか、10カ所以上の停留所新設が盛り込まれている。

 同市だけでなく、群馬県は民間のバス路線の整備が不十分。背景に「県内に自動車メーカーがあるから」と言われてきた。その上、経営難によるバス路線の廃止や本数の削減が進む中、同市の「ぐるりん」を皮切りに他の市町村でも市内循環バスを走らせるようになった。

 現在までの「ぐるりん」利用者は約51万人。運賃は、1乗車一律200円に設定されている。そのため、JR高崎駅から同市役所や高崎郵便局など乗車距離が短い場合、民間の路線バスを利用した方が50円~100円前後安い。同市では、民間の路線バスのような段階的な料金設定はできないが、学生や高齢者を対象にした運賃の割引制度を検討しているという。

 路線変更は、8月下旬から実施される予定。

高崎市役所

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