自転車販売店「連取サイクルタケイ」(伊勢崎市連取町)の駐車場入口の穴からヤグルマギクが芽を出し、紫色の花を咲かせた。ど根性ダイコン以来、全国各地の舗装やブロックの亀裂から芽を出す植物が紹介されるようになった。
連取サイクルタケイのヤグルマギクは、ポールを立てるための穴に芽を出した。「木製のポールを立ててあったが、腐ってきたため5年前に抜いた。それから毎年、雑草がはえるようになった。草花がはえたのはこのヤグルマギクが初めて」(同店店主の武井さん)という。
穴のサイズは直径が5センチ程度で、小さな植木鉢のよう。現場の状況から「ど根性」というより「ちゃっかり」が適切と見る。
ヤグルマギクはキク科の一年草で、夏に矢車に似た花を咲かせる。ヤグルマソウと呼ばれることもあるが、ヤグルマソウはユキノシタ科の多年草。
見ごろは8月ごろまで。