行列ができる青果店、天候不順もまた行列-高崎「橋本青果店」

店内が一方通行のため、店の外にも一列に並ぶ。「マンションが増えたため利用者の平均年齢が下がってきている」(堀地さん)

店内が一方通行のため、店の外にも一列に並ぶ。「マンションが増えたため利用者の平均年齢が下がってきている」(堀地さん)

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 高崎で行列のできる店として知られる青果店「橋本青果店」(高崎市中紺屋町、TEL 027-325-5506)に今日も行列ができている。天候不順の影響で高騰した野菜の価格は少しずつ下がってきたが、キャベツやレタスは300円近い値札が付いている店も多い。

橋本青果店の野菜の鮮度と価格をチェック

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 4月20日現在、橋本青果店ではキャベツが158円、レタスが128円、ホウレンソウは2束198円と、ありがたい値札が付いている。同店は、トラックの運転手をしていた堀地薫さんが1987(昭和62)年に開いた。

 堀地さんは「市場で直接仕入れた野菜を並べているだけだから安く売れる。野菜の価格が下がるとスーパーなどで他のものと一緒に買ってしまう人が多いので、野菜の価格が高い時の方がよく売れる」という。

 店の中は陳列された野菜を中心にした一方通行のため、1日200~300人の利用者は店の外に並んだ順にカゴを持ち、目当ての野菜の前に来たらカゴに入れる。

 毎日通っているという野村さん(あら町)は「この店は大好き。安いし新鮮だし、野菜だけじゃなく時には魚やギョーザもあるから面白い」という。「流しなどの設備がないので市場でパック詰めした商品しか扱えないが、評判がいいのでシャケの切り身やアジの開きなどを仕入れいている」と堀地さん。

 店頭では焼き芋も焼いており、かなり大きいものもあるがすべて1本200円で提供する。映画館の閉館や商店の閉店、飲食店の撤退と一時に比べて寂しくなった通りだが、同店には連日、特に野菜の価格が高騰した日には長い列ができる。

 営業時間は12時(準備が整えば早まる)~17時30分。日曜・祭日定休。

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