白衣観音で知られる「高野山真言宗 高崎白衣大観音 慈眼院」(高崎市石原町、TEL 027-322-2269)の本堂で現在、タイ式ヨガ「ルーシーダットン」を教える教室が開かれている。
ルーシーダットンはルーシー=仙人、ダットン=体操を意味し、古くからタイに伝わる健康法で、タイの名寺「ワット・ポー」などでは毎朝多くの人が集まり、日本で言えば夏休みのラジオ体操、中国で言えば太極拳のような光景が見られる。
慈眼院で講師を務める蓮明さんこと山口明子さんは高崎の出身で、7~8年前にルーシーダットンに出会い、2007年にはタイの「SIAM health Culture center」で公認講師の資格を取得した。
「インドのヨガが修行なのに対し、ルーシーダットンは修行僧が修行で疲れた身体を癒やすもで修行ではないことと、呼吸法が独特」という蓮明さん。自身がルーシーダットンに興味を持ったのは、ぎっくり腰をきっかけに腰痛に悩んだ経験から。
「ルーシーダットンはダイエット効果とともに、関節のゆがみや身体の調子を整える効果がある。ルーシーダットンを始めてから腰痛がなくなった。それどころか、昨年身長を測ったら1.1センチ伸びていたのでびっくりした」(蓮明さん)とも。
教室は昨年12月からで参加者は多い時で5~6人とまだ少なめだが、女性ばかりでなく、夫婦や男性も増えているという。
開催時間は、第1・3月曜日=15時~16時15分、第2・4月曜日=19時~20時15分。参加費は1回=1,500円(各回払い)で入会金はない。動きやすい格好で、大きめのバスタオル、ひざ掛け、あればヨガマットを持参する。