高崎市は今春、慈光通り（高崎市通町）に農産物直売所「まちなか農産物直売所」をオープンする。

高崎・慈光通り、平日のため人通り少なく

　慈光通りは「高崎タカシマヤ」（旭町）と「高崎スズラン」（宮元町）2つの百貨店を結ぶ通りで、市街地の中でもにぎやかな通りだったが、最近では空き店舗が目立ち始めた。

　「まちなか農産物直売所」となる店舗は2007年、市街地への出店を目指す若者のためにインキュベーションショップとして使われた。

　同市担当者は「地元高崎産の野菜、果物、高崎うどんをはじめとする加工品を販売する」と話しており、郊外の直売所へ出かけなくても新鮮な野菜が手に入るようになるという。

　高崎駅周辺には生鮮品を扱う店舗が少ないため、他エリアからの集客目的だけでなく、市街地に暮らす人から「便利になりそう」との声も聞こえる。

　同市は現在、高崎市在住か高崎市に通学通勤している人を対象に同直売所の愛称を募集している。締め切りは2月22日。