高崎・前橋でも「福袋」行列、深夜から-食料品、ミスタードーナツも健闘

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 初売り商戦の目玉「福袋」は地方都市の高崎市や前橋市でも人気があり、早い店舗では深夜2時30分から並ぶ人が出るなど盛況だった。

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 深夜2時30分に行列が始まったのは高崎スズラン(高崎市宮元町)。高崎スズランでは1月2日9時から1,000円~100万円の福袋計1万3,000個を販売した。「最も早く完売したのはハムや菓子、コーヒー、チョコレートなどの食料品の福袋(1,000円)。アパレル関係の福袋は苦戦した」(販売促進部の高橋さん)という。

 高崎タカシマヤ(同市旭町)では1,000円~553万4,900円の福袋計1万個を販売した。500万円を超える福袋はビートルズの「アビイ・ロード」発売40周年を記念したロンドン・リバプール7日間の旅行とCDボックス「ザ・ビートルズ」をセットにした福袋だった。

 「アパレルブランド福袋(1万円、100個)は整理券で売り切れた。食料品(1,000円台、1,000個)、子ども服(1~2万円、600個)も早かった。安くていいものを求めるお客さまが多かった」(営業推進部の小林さん)と振り返る。

 けやきウォーク前橋(前橋市文京2)では1,000円~52万円の福袋計1万2,500個を販売。「ハッシュ・アッシュ、グローバルワーク、無印良品の福袋(1万円)は開店とともに完売。ページボーイ、チェストオブドロワーなども早かった。食品で目立ったのがミスタードーナツで、夕方までに1,200個が完売。すぐに身に着けられるもの、すぐに食べられるもの、中身が見えるものが好評だった」(渡辺さん)という。

 1,000円~100万円の福袋計1万1,000個を販売した前橋スズラン(同市千代田2)では、「マックレガー、OZOC、ニューヨーカーなどのアパレルブランドの福袋(1万円)が早々と売り切れた。食料品の福袋(1,000円)も好評だったが、高額の宝飾品福袋(50万円、100万円)も完売した。百貨店ならではのブランドの良さを求める人が多かった」(販売総務部の前原さん)と話す。

 各店舗とも売り上げは前年を5~15ポイント上回っており、景気低迷と言われるなか、福袋の魅力に財布のひもは緩んだようだ。

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